いがぐり史料館

大きな声にかき消されてしまった本当の歴史、真実への探究にご利用ください。主に幕末史に関する史料を掲載していきたいとおもってます。

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泉城陥る

泉城陥る

 六月二十八日西軍泉城を襲わんとして兵を二分し、一隊は植田より海岸を経て小浜(石城郡鮫川村大字)に迂回して泉に向い、一隊は平本道より進む、これにおいて平兵、仙台兵、林兵と共に仁井田峠を守る、これより先泉城主本多能登守は、西軍平潟に上陸し関田に進むと聞き、仙台に走り唯一小隊の兵を止むるのみなりしかば城ついに堕ちる、西軍勝ちに乗じて仁井田峠に襲来す、仙台、平、相馬等の兵山上を守る、しかるに諸隊守を棄てゝ遁れ、林兵独り固守す、西兵進みて丘上に出没し、連りに射撃し、隊士大野禧十郎これに死す、全軍仁井田峠の西方に下る頃西兵すでに仁井田に入り、しきりに銃を発す、前軍潰崩して再び峠上に登り来る、澤録三郎大声激励していわく、何ぞ怯儒かくのごとくなる、敵兵仁井田を占拠せば撃破して過ぐべし、しからずんば再び活路を得べからずと、しきりに激戦せしめんとすれども能はず、いよいよ潰乱して路傍の草中に潜匿す、会々林隊士小幡直次郎負傷す、全隊日没を待ち平城に帰らんとすれども、本道はことごとく西兵の占領する所となる、故にわずかに山巓を攀ぢ、あるいは渓間に下り、辛うじて平城に達するを得たり。





卷五 東方の戦上  会津戊辰戦史1
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テーマ:歴史関係書籍覚書 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2013/02/06(水) 10:35:58|
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