いがぐり史料館

大きな声にかき消されてしまった本当の歴史、真実への探究にご利用ください。主に幕末史に関する史料を掲載していきたいとおもってます。

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通貨の鋳造

通貨の鋳造

 我が藩は六年間京都の守護に国力を消耗し財政の窮乏甚だしきを以て、いよいよ西軍来り迫りこれと対抗するに当りその軍費を支辨する為、新に財政を看出さゞるべからざるの必要に迫れり、これより先、我が藩京都守護職の際藩費の不足補充の用に供せんが為、金銀貨鋳造の特許を幕府に請願し閣老の允下証を下付せられたるも未だ実行に至らざりき、これにおいて若年寄山川大蔵は、この特許に基き通貨を鋳造せんことを藩に建議して容れられ、奉行海老名郡治と共にこれを擔任し、先づ公命を以て藩士をして任意に金銀装飾品を納めしめたるが、到底その原料に充つるに足らざれば更に庶民または領地外より金銀を買収してその原料に供せり、元来通貨の鋳造は金山奉行の職掌に属すれども、当時若松市中金工にして、この事を伝聞し、その鋳造を出願したる者あり、よってその中より選抜して特に許可し、城中西出丸に鋳造所を設け、該金工等をして二分金およびその他を鋳造せしめ、その鋳造高の二分の一を上納せしめたるが、上納六十万両に達し大に守城前後の金融を円滑ならしむることを得たり、開城後通貨偽造の罪を以て政府より処罰せられたる者ありといえども、これらは城中鋳造以外の犯徒にして、城中において鋳造に従事せし者は幕府の特許に基きたるものなれば固より法に問はるゝことなかりしなり〔海老名郡治談、櫻田集〕。





卷七 会津の形勢会津辰戦史2
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テーマ:歴史関係書籍覚書 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2013/03/30(土) 08:28:14|
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