いがぐり史料館

大きな声にかき消されてしまった本当の歴史、真実への探究にご利用ください。主に幕末史に関する史料を掲載していきたいとおもってます。

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小田山を奪はる

小田山を奪はる

この日西軍小田山を占拠す、小田山は城を距ること甚だ近く俯して城中を伺うことを得べし、唯兵少きが為、この要地を敵に委するに至れり、西軍大砲を山上に装置して城中を俯撃し、城中力め許き爾来時々兵を出して奪回戦を為す、西軍更に要塞を城の東南隅に築き砲撃して大に城兵を苦しむ〔続国史略後篇、内田藤八談〕。

 この日、薄暮城火を小田村の煙硝庫に放ちたれば轟然として爆発し、黒煙一条天を衝くこと数百丈におよび、天地震動し、その音響遠く十数里の外に達し、彼ら自失して砲声息むもの久しかりき〔内田藤八筆記、若松記〕。

 白河方面に在陣の朱雀三番士中隊は、ニ十三日若松の警報に接し、中隊頭原田主馬これを率いて羽鳥村を発し、ニ十五日夜に入り入城す〔原田主馬日記〕。

この夜野村監物城中に自刃す、年七十八

{監物材幹あり会て町奉行と為り後大目付に進みしが仕を致し老を投ず、事急なるに当り長槍を提げ壮士に伍して北追手の防禦に従いたるも、身体疲れ戦うこと能はず、慷慨して藩相原田対馬に訴えていわく、小生今や年老いて力を效す能はず、却って繁累と為らんよりは寧ろ衆に先んじて死するにしかずと請うこれを許せと、対馬これを憐れみ監物の親友中根彌次右衛門をして之を慰諭せしめしも聴かずして自刃す、彌次右衛門これを介錯す、衆いわく、彼をして年壮ならしめなば抜群の功を奏すべきに衰老ここに至る誠に惜しむべしと〔若松記、七年史、原田種龍筆記、浅羽忠之助筆記〕。}






卷八 会津城下の戦 其二 自八月二十五日 至八月二十九日

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テーマ:歴史関係書籍覚書 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2013/04/07(日) 08:16:16|
  2. 会津戊辰戦争史2
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