いがぐり史料館

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三十三 徳川慶喜卿、奸党の罪状を奏聞   『京都守護職始末2』

 薩摩断該の条々     三日、内府はまず大目付滝川播磨守に命じて、左の薩摩藩弾劾の上疏をもたせて入京させた。

臣慶喜、謹んで去月九日以来の御事態を恐察し奉り候えば、一々朝廷の御真意にこれなく、まったく松平修理大夫が奸臣共の陰謀より出で候は、天下の共に知るところ、殊に江戸、野州、総州、その外所々にて乱防、劫盗に及び候者も、同家来の唱導により、東西響応し、皇国を乱し候所業、別紙の通りにて、天人ともに憎むところに御座候間、前文の奸臣共御引渡し御座候よう御沙汰成し下されたく、万一御採用相成らず候わば、止むをえず誅戮を加え申すべく、この段謹んで奏聞し奉り候。

 薩摩奸党の者の罪状の事
一 大事件には衆議を尽すと仰せ出だされ候ところ、去月九日、突然、非常の変革を口実といたし、幼帝を侮り奉り、諸般の御処置、私論を主張のこと。

一 主上御幼冲の折から、先帝の御依託あらせられ候摂政殿下を廃止し、参内を止め候こと。

一 私意をもって宮、堂上を黜陟(ちゅつちょく)せしめ候こと。

一 九門その外御警衛と唱え、他藩の者を煽動し、兵仗をもって宮闕に迫り候条、朝廷を憚らざる大不敬のこと。

一 家来共、浮浪の徒を語り合わせ、屋敷へ屯集し、江戸市中に押込み強盗を致し、酒井左衛門尉〔庄内藩主酒井忠篤〕の人数屯所へ発砲、乱防し、その他、野州、総州所々にて焼討ち劫盗に及び候証跡、分明にこれあり候こと。
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テーマ:歴史関係書籍覚書 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2012/11/19(月) 19:01:00|
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